AGA、薄毛|三重県四日市市の泌尿器科・皮膚科「やましたクリニック」

  • 0593617700

    お問い合わせはこちら

  • 診療時間
    9:00〜12:00 / 15:30〜19:00
    ※土曜午後は14:00〜17:00
    休診日
    木曜・日曜・祝日

AGA

AGAのしくみについて

AGAは思春期以降に起こる脱毛症で、男性ホルモン(テストステロン)から変換したジヒドロテストステロンという物質が主原因とされています。
極端に考えれば 男性ホルモン(テストステロン)を作る臓器(精巣)を取ってしまえば、AGAの最も優れた治療法になるかもしれません。しかし、男性ホルモンは必要です。
では、AGAはどのように治療するのでしょう?
それには、テストステロンがジヒドロテストステロンに変換するのを阻止する薬の投与が有効です。その薬が後述するプロペシアとザガーロです。

こんな症状だったらAGAかも

朝起きると、枕に細く短い抜け毛が落ちていることがある

AGAを発症すると、毛が十分太く育つ前に成長が止まってしまうため、短い毛が多く抜けてしまいます。
そのため、朝起きて枕に細く短い毛が抜け落ちている場合、AGAである可能性があります。

生え際や頭頂部、もしくは両方が薄くなってきた

・額の生え際から薄くなってきている
・頭頂部から薄くなってきている
・生え際と頭頂部の両方から薄くなっている
といったパターンは、AGAの典型的な進行パターンです。

最近「薄い」と指摘されることが増えた

AGAはゆっくりと進行するため、薄毛の初期段階で自分で自覚することは難しいのです。
そのため、最近自分で気付かずに周囲の人に薄毛を指摘されることが多くなった方は、AGAである可能性があります。

AGAの種類

AGAについては「ノーウッド‐ハミルトンの分類」というものがあります。これはアメリカの医師、ハミルトンが作った脱毛のパターンを、のちに別の医師、ノーウッドが改定したものです。AGAが1から7のレベルで分類されており、現在も薄毛の進行度の目安として使用されています。

当院の治療の流れ

診察は、基本的に院長が一人で行います。問診と視診で所見確認のあと、薬の説明と治療するかどうかの相談をさせていただきます。基本継続服用ですので、治療をする場合、1日1回服用の内服治療となります。
薬の選定
  ↓
1ヶ月の服用からスタート
  ↓
副作用が無いかの確認
  ↓
継続の確認
※再診までのタイミングは通常1~3ヶ月です。

治療法

日本皮膚科学会のガイドラインで、「推奨度A(最も薄毛治療に有効)」の評価を受けた薬剤は、

  • プロペシア®(フィナステリド、ジェネリックあり)の内服
  • ザガーロ®(デュタステリド)の内服
  • リアップ®(ミノキシジル)の外用

の3種類だけです。
当院では、医師の処方が必要な「プロペシア(とジェネリック)」「ザガーロ」内服を、AGA治療の柱と考えています。

プロペシアとザガーロの違い

少し難しい話になりますが、テストステロンがジヒドロテストステロンに変換される経路は2つあります。プロペシアは、そのうちメジャーな経路1本を、ザガーロは2本とも遮断する働きを持ちます。ですので、理論上はザガーロの方が効果が高いと思われます。
ただし、プロペシア→プロペシアのジェネリック(フィナステリド)→ザガーロと使い続けて15年の私の印象は、「その差はわずか」です。一方、当院の患者様でその差が顕著にみられた方もいらっしゃいます。

料金

AGA治療は、保険診療ではなく、自費診療となります。

初診代 2,619円~3,073円(税込2,880円~3,380円)
※18時以降・土曜午後の診療は夜間診療の料金となります。
プロペシア(28錠入り) 7,000円(税込7,700円)
フィナステリド(28錠入り)
(ジェネリック)
5,000円(税込5,500円)
ザガーロ(30錠入り) 8,000円(税込8,800円)
デュタステリド(30錠入り)
(ジェネリック)
5,500円(税込6,050円)

効果と副作用

いずれかの薬の内服だけでも、諸家の報告によれば1年間の内服で効果がみられる(抜け毛が減る)方は98%におよび、60~70%の方には毛量の増加がみられます(20~50代の場合)。
ネット上の風評で、「プロペシア・ザガーロの内服では進行は止まるが増毛は望めない」というのがあり、事実患者様がそう言われるのを聞くことがありますが、これは確実に間違いです。例えば、プロペシアを3年内服された場合、80%の方に増毛がみられます。
プロペシア・ザガーロ内服の臨床試験で、性欲減退やED(勃起不全)が0.7~5%と報告されていますが、当院の印象では1~2%でしょうか。
また、臨床試験においては安全であるという結果が出ていますが、精子運動率が低下する、という報告も少数見られますので、子づくりをお考えの方はご相談ください。
また、勃起不全などの副作用は服用中止をすれば、ほぼ元に戻ります。

【NEW】LED光線療法 

脱毛症 (男性型・女性型・円形脱毛症・牽引性脱毛症・脂漏性脱毛症)やニキビのお悩みに効果的な治療法です。
LEDは副作用がない為、投薬と併用しての治療も可能です。
LED光線療法の特徴や効果についてはこちらをご覧ください。

LED照射によるAGA毛髪再生臨床実験について

  • 【対象】
    男性モニター患者10人
  • 【方法】
    超狭帯域赤色LEDを頭皮に週1~3回の頻度で3~8ヶ月照射
  • 【結果】
    育毛効果では有効率が100%
    (ほぼ治癒:2名、著効:7名、有効:1名)
    ・ほとんどの人の抜け毛は減少。
    ・長い間照射を続ければ、高確率で発毛が認められた。

AGAクリニックか
皮膚科クリニックか

大きな違いはありません。
当院では、先程お書きしたとおり、基本AGAのガイドラインに沿った標準的な治療を行っています。ジェネリックを使う場合でも、国内の信頼できるメーカーを、と考えています。
AGA専門クリニック以外でも、その他の様々な治療を行うところもあるようです。ただし、ガイドラインで「推奨度D(するべきではない)」とされる内服薬(ミノキシジル錠=降圧薬)や、日本の臨床試験では承認されてない薬を取り扱う所もあります。日本人の安全性が担保されていない治療で、副作用が発生しても、被害救済制度の救済対象にはなりません。標準的な治療以外をお受けになる場合は、この点をご注意ください。
なお、ガイドラインには「血液検査によるAGA診断」なるものはありません。