医療法人 芙蓉会 やましたクリニック

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いぼについては結構不思議な話もあります

いぼについては結構不思議な話もあります

年齢は関係ありません。足の裏や指先、時に手指や膝などに数ミリの、よく見ると表面がぶつぶつしたできものができて、強い力が加わると痛い。
「先生、魚の目ができた、取ってほしい」と言って外来に見えるパターンが多い病気が尋常性疣贅、いわゆる「いぼ」です。
いぼは実は感染症。ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因の病気です。結構いろんなところにいるウイルスですが、それが皮膚にくっついてたまたまそこに小さな傷があると感染します。だからよくできる場所は小さな傷ができやすい場所ですね。

 潜伏期間は3~6か月で徐々に大きくなり、多発することも少なくないです。ちなみによく勘違いされる「魚の目(鶏眼)」は機械的な刺激でその場所の角質が分厚くなり、その中心が芯になって皮膚に食い込んでしまった状態。削ったり柔らかくして対処しますが、本質的には靴が合わない、あぐらをかくことが多いなど、その場所への機械的な圧力の原因を除くしかありません。

さてその「いぼ」、治療は基本的に「液体窒素」という冷たい物質でいぼを凍らせる「凍結療法」が主体です。足の裏などは皮膚が厚いので、何回も凍らせることが多く、ひとによっては痛みを強く訴える治療です。液体窒素で効果が不十分な場合、レーザーや電気メス、特殊な軟膏を使うこともあります。

また、ヨクイニンという漢方薬がこのウイルスに対する免疫力を高めることは古くから経験的に知られており、保険適応もとおっています。ちなみに「ハトムギ茶」にはこのヨクイニンが多量に含まれているので、家で飲むのもある程度の効果が期待されるかもしれません。

ここからは眉唾と思われるかもしれませんが、もう一つのいぼの治療法。それは「いぼとり地蔵」さんにお願いすること。
別に変な宗教に凝っているわけではありません。このことは医者の間で話題になることがあり、ある高名な先生は日本中のいぼとり地蔵を回って本にされているくらいです。
 その先生は、いぼとり地蔵をお参りすれば治る、と信じることでウイルスに対する免疫力が賦活化され、いぼが消えるのではないか、という仮説をたてておいでです。
言い方は悪いですが「イワシの頭も信心から」。

実は僕の患者さんで、半年くらい冷凍を続けても治らなかったり再発したりする方に、地蔵さんの話をしたところ、何人かの人のいぼが消えてしまったのです。
最短で「三日」。これほんと。

オカルト医者と思わないでくださいね。

2015-06-24 20:36:00

医療