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水いぼとプール

水いぼとプール

 夏です。梅雨だけど。子供たちにとって夏の楽しみの一つが水遊びですね。この季節になると多いのが「水いぼを取ってほしい」という親御さんからの問い合わせです。「学校や保育園などで水いぼがあったらプールに入れないといわれた」といった事情が多いです。

 そもそも「水いぼ」は正式には「伝染性軟属腫」という病気で、軟属腫ウイルスに感染しておこります。このウイルス、非常に感染性が弱くて、直接接触(水いぼに触ったり、水いぼに触れたタオルで体を拭いたり)でしか感染しません。

 プールに入るときもタオルやビート板、浮き輪などを共有しなければうつることはないのです(「皮膚の学校感染症に関する統一見解」 平成22年7月 日本臨床皮膚科学会 日本皮膚科学会 日本小児皮膚科学会 日本小児感染症学会)。

 でも制限する学校があるのは恐らく以前スイミングスクールで多発したことが社会問題になったことがあるからだと思われます。しかし現在はビート板管理の徹底などでスイミングスクールではあまり言われなくなっています。

 確かにプールでは素肌が接触する機会は多いかもしれませんが、プール以外では手をつないだり抱き合ったりしていた子供たちが、プールだけ見学というのは理不尽で不自然ではないでしょうか。そもそもかわいそうです。

 こういった事情でいろいろな地区の医師会から「水いぼの子供をプール制限しないように」という声明が出ています。
とはいえ、現実的にこの地域で水いぼがあるとプールに入れない施設があるのは現実ですので、やむを得ない場合は治療します。

治療は水いぼを「ピンセットで摘み取る」です。ほかにも「液体窒素」「スピール膏」などの裏技的なものがありますが、一番確実なのはピンセット。

1個2個ならまだしも10、多いと30を超えてしまう場合もあり、当然痛いですから子供たちも(僕も)大変です。そこで登場するのが「麻酔」。

何も全身麻酔をかけるわけじゃありませんし注射もしません。麻酔薬の塗りこめられたテープを予めいぼの上に貼り、麻酔が効いてくる1時間程後に摘み取るわけです。触る感覚は残りますがほとんど痛みは消えるか我慢できる程度までになります。

 麻酔の時間がありますので遅くとも診察終了時間の一時間以上前に来院してくださいね。

とはいえ水いぼは放置しておけば(時間はかかりますが)必ず消えます。事情が許すのであれば自然治癒を待つのがいいと僕は思っています。

2015-06-08 20:18:53

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