医療法人 芙蓉会 やましたクリニック

三重県四日市市にある泌尿器科・
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膀胱炎は女性の病気

なんとなくおしっこに行く回数が増え、排尿後も残った感じがする。しばらくすると排尿時に違和感や痛みが出現し、尿が濁ったり時に血尿が混じる。場合によっては尿道が焼けるように強く痛む。
このような症状が典型的な「膀胱炎」です。通常は発熱を伴いません。

血中の不要な水分や老廃物は腎で濾過されて尿になります。尿は腎から尿管を通って膀胱にたまり、ある程度の量になると膀胱が脳に「おしっこがたまったよ(尿意)」と信号を送り、僕たちはトイレに行くわけですね。

膀胱から外界への道は「尿道」です。おちんちんがない分、女性の尿道は短い。つまり外から黴菌が入ってきやすいわけです。
なので膀胱炎患者さんは殆どが女性です。

ただし、黴菌が膀胱に入ったら全員が膀胱炎になる訳ではありません。侵入した「菌が繁殖し、膀胱の壁にくっつき、そこでさらに炎症を起こして初めて「膀胱炎」が成立します。

(菌にとって)繁殖するためには「時間」「免疫力の弱さ」「菌の数」の三つの要素が必要になります。

「時間」その人がおしっこを我慢する習慣があるか。せっかく入ってもすぐ出されてしまえば繁殖できません。

「抵抗力」疲れていたり病み上がりだったり、糖尿病など免疫力が低下している状態だと菌はハッスルします。

「菌の数」大量に入れば強いですよね。性交渉や生理用品の扱い、排便後、拭く前に強くウォッシュレットを当てるなど、菌がたくさん入るチャンスが多い人に膀胱炎が多いです。

つまり「尿はなるべく我慢しない」「疲れやストレスは極力避ける(難しいけど)」「清潔を心がける」の三つが重要と考えます。

なってしまったら早めに泌尿器科を受診されて診断を受け(結石や腫瘍などが隠れていることもあります)、抗生剤の内服を中心にした治療を受けることをお勧めします。

2015-07-04 08:25:12

いぼについては結構不思議な話もあります

年齢は関係ありません。足の裏や指先、時に手指や膝などに数ミリの、よく見ると表面がぶつぶつしたできものができて、強い力が加わると痛い。
「先生、魚の目ができた、取ってほしい」と言って外来に見えるパターンが多い病気が尋常性疣贅、いわゆる「いぼ」です。
いぼは実は感染症。ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因の病気です。結構いろんなところにいるウイルスですが、それが皮膚にくっついてたまたまそこに小さな傷があると感染します。だからよくできる場所は小さな傷ができやすい場所ですね。

 潜伏期間は3~6か月で徐々に大きくなり、多発することも少なくないです。ちなみによく勘違いされる「魚の目(鶏眼)」は機械的な刺激でその場所の角質が分厚くなり、その中心が芯になって皮膚に食い込んでしまった状態。削ったり柔らかくして対処しますが、本質的には靴が合わない、あぐらをかくことが多いなど、その場所への機械的な圧力の原因を除くしかありません。

さてその「いぼ」、治療は基本的に「液体窒素」という冷たい物質でいぼを凍らせる「凍結療法」が主体です。足の裏などは皮膚が厚いので、何回も凍らせることが多く、ひとによっては痛みを強く訴える治療です。液体窒素で効果が不十分な場合、レーザーや電気メス、特殊な軟膏を使うこともあります。

また、ヨクイニンという漢方薬がこのウイルスに対する免疫力を高めることは古くから経験的に知られており、保険適応もとおっています。ちなみに「ハトムギ茶」にはこのヨクイニンが多量に含まれているので、家で飲むのもある程度の効果が期待されるかもしれません。

ここからは眉唾と思われるかもしれませんが、もう一つのいぼの治療法。それは「いぼとり地蔵」さんにお願いすること。
別に変な宗教に凝っているわけではありません。このことは医者の間で話題になることがあり、ある高名な先生は日本中のいぼとり地蔵を回って本にされているくらいです。
 その先生は、いぼとり地蔵をお参りすれば治る、と信じることでウイルスに対する免疫力が賦活化され、いぼが消えるのではないか、という仮説をたてておいでです。
言い方は悪いですが「イワシの頭も信心から」。

実は僕の患者さんで、半年くらい冷凍を続けても治らなかったり再発したりする方に、地蔵さんの話をしたところ、何人かの人のいぼが消えてしまったのです。
最短で「三日」。これほんと。

オカルト医者と思わないでくださいね。

2015-06-24 20:36:00

ジェネリックという選択肢

雨は少ないですが蒸し暑い日が続きますね。風邪も流行っているようです。

さて、先だって四月に政府は

「後発医薬品の数量シェアを現在の39.9%から、平成30年3月までに60%にする」

という目標を
発表しました。これで医療費のさらなる削減を、というわけです。

僕たちが目にする薬は病院で処方される「医療用医薬品」と処方箋がなくても薬局で買える「一般医薬品」があります。
今回の話は前者、「病院の処方箋がないと手に入らない薬」です。

医療用医薬品(以後「医薬品」とします)は製薬会社が創薬した「先発医薬品」が当然ながらまずあるわけですが、数年たって法律上特許が切れると、ほかのメーカーも「同様の」薬=「後発医薬品=ジェネリック」を作ってもよくなる。
当然開発費がかからない分安く作れますよね。
そういう仕組みで政府は「効果が同じなら安い薬をどんどん使ってもらって医療費を削減しよう」と考えるわけです。

昔は 薬の特許が切れるといろんなメーカーからゾロゾロ出てくる薬、通称「ゾロ品」と言われて、言ってみれば「安かろう悪かろう」的なものも少なくなかったと聞きます。
しかし現在は国の基準もしっかりしてきており、少なくとも「同等の」効果が期待できることが多いと思います。

ただし、「主成分」は同じでも添加物や製法が異なることから時に血中濃度が安定しない、軟膏なら塗り心地や刺激が違う、などの指摘もあり「全く同じ」といいきれません(一部に例外あり)。

僕は新しくジェネリック(後発医薬品)が出て、それを処方する場合、できるだけ上記の説明をして
「効果が怪しかったり副反応が疑われる場合は中止や減量を、場合によっては連絡してください。薬局でも当院でも結構です。」と説明します。

薬局で「後発品がありますがいかがですか」と尋ねられたら、薬剤師さんの説明を訊くのも大事だと思います。


2015-06-15 14:18:45

夏は尿路結石に注意

今年の梅雨は今のところ断続的ですが、どうなるんでしょうか?案外と涼しい日が続きますね。

泌尿器科の病気の一つに「尿路結石」があります。尿が作られる工場である腎臓から膀胱への通り道である尿管、膀胱をためる袋である膀胱、膀胱から外界までの尿道をひっくるめて「尿路」といって、尿路に存在する結石の総称が「尿路結石」(時々「胆石」と誤解されますが、全く違います)。

 日本や先進国では腎や尿管(上部尿路)が多く、尿が濃縮されやすい夏に多発します。当院でもすでに増えつつありますね。

結石そのものは腎臓にあるうちは痛みを伴わないことが多く、尿管を下降中にどこかでつまったとき、そこで尿が通りにくくなり、腎臓が腫れて(水腎症)、初めて激しい痛みとなります(疝痛発作)。

 治療としては小さな石であれば内服薬や痛み止めを使いながら出るのばを待つ方法と、大きくて出る可能性の低い石や小さくても深刻な感染を伴う場合は、結石破砕治療が行われます。

 破砕法は大まかに三つありますが、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)という方法が多いかもしれません。これはからだの外からエネルギーの塊を結石に焦点を合わせてぶつけ、石を砕いて尿とともに外に出す方法。外来で行われることが多いです。
 何らかの理由でESWLが使えない場合 経尿道的結石破砕術(TUL)や経皮的結石破砕(PNL)も行われますが、今回は省きます。

 予防について少し書きますと、日本で一番多い結石成分が「シュウ酸カルシウム」で全体の7~80%。シュウ酸を控えることが結構大事ですが、食べ物だと「コーヒー 紅茶 チョコレート ホウレンソウ キャベツ ウスターソース 山菜」などいわゆるあくの強い食べ物にシュウ酸が多いのですね。
 これらの食べ物は食べすぎない、食べるにしても「カルシウムと一緒に食べて便として排出させること」が重要です。コーヒーならミルクを入れるとか、ホウレンソウならカツヲブシをかけるとかですね。
  二番目に多い結石成分は「尿酸」。タンパク質が分解されてできる物質ですので、特に肉やお酒のとり過ぎはご用心。

当然おしっこが濃ければ結石もできやすいですから、水分は大目にしてください。ウーロン茶や番茶、麦茶などが
いいでしょう。

僕も人のことが言えなくて10年以上前に尿管結石を経験しました。あの痛みは忘れられません。みなさん、気を付けましょう。

右か左に偏る背中の痛みがあって、尿がコーヒー色とか血の色だったら尿路結石を疑い、泌尿器科受診をお勧めします。

 

2015-06-10 20:31:27

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走るって

 アメーバブログでも時々書いてますが、4年位前からジョギングを始めました。50を過ぎてブクブクに太ったことがきっかけです。。
最初は1キロも走れなかったのが、半年弱でエントリーした10キロレースを恐ろしくスローですが完走できました。レースの快感、知らない場所を走る爽快感に目覚め、また走り仲間との出会いに味を占め、不定期ながらレースに出場し、昨年秋には何とかフルマラソン完走。これはうれしかったです。

 さて「ランニングは体にいいのか」。よく聞かれる問いかけですが、僕の意見は「走り方、考え方による」です。

ダイエット、筋肉維持には間違いなくいいですよね。ただし怪我や捻挫のリスクは避けられない。僕も何回かやりました。医者のランニングチームが書いた論文でも「ダイエットやメタボ回避効果はあるが、整形外科的なリスクは統計学上上昇する」とあります。

 また若返り効果はどうか。これ、案外ランニングって分が悪いんです。屋外だと紫外線対策を十分しないと皮膚の老化につながります。
また男性に関して言えば、男性ホルモンレベルはフルマラソンなどハードなランニングではむしろ低下します。男性ホルモンレベルの維持には有酸素運動よりむしろ筋トレ(スクワット、腹筋、ランジなど)に代表される無酸素運動が有効だそうです。
男性ホルモンに悪影響が少ないのはキロ六分以上かけたゆっくりしたジョギング。

抗加齢学会では「少し速めのウォーキングを30分程度、朝晩二回」を推奨している先生がお見えでした。いいんじゃないかな。
 

2015-06-09 20:33:25

水いぼとプール

 夏です。梅雨だけど。子供たちにとって夏の楽しみの一つが水遊びですね。この季節になると多いのが「水いぼを取ってほしい」という親御さんからの問い合わせです。「学校や保育園などで水いぼがあったらプールに入れないといわれた」といった事情が多いです。

 そもそも「水いぼ」は正式には「伝染性軟属腫」という病気で、軟属腫ウイルスに感染しておこります。このウイルス、非常に感染性が弱くて、直接接触(水いぼに触ったり、水いぼに触れたタオルで体を拭いたり)でしか感染しません。

 プールに入るときもタオルやビート板、浮き輪などを共有しなければうつることはないのです(「皮膚の学校感染症に関する統一見解」 平成22年7月 日本臨床皮膚科学会 日本皮膚科学会 日本小児皮膚科学会 日本小児感染症学会)。

 でも制限する学校があるのは恐らく以前スイミングスクールで多発したことが社会問題になったことがあるからだと思われます。しかし現在はビート板管理の徹底などでスイミングスクールではあまり言われなくなっています。

 確かにプールでは素肌が接触する機会は多いかもしれませんが、プール以外では手をつないだり抱き合ったりしていた子供たちが、プールだけ見学というのは理不尽で不自然ではないでしょうか。そもそもかわいそうです。

 こういった事情でいろいろな地区の医師会から「水いぼの子供をプール制限しないように」という声明が出ています。
とはいえ、現実的にこの地域で水いぼがあるとプールに入れない施設があるのは現実ですので、やむを得ない場合は治療します。

治療は水いぼを「ピンセットで摘み取る」です。ほかにも「液体窒素」「スピール膏」などの裏技的なものがありますが、一番確実なのはピンセット。

1個2個ならまだしも10、多いと30を超えてしまう場合もあり、当然痛いですから子供たちも(僕も)大変です。そこで登場するのが「麻酔」。

何も全身麻酔をかけるわけじゃありませんし注射もしません。麻酔薬の塗りこめられたテープを予めいぼの上に貼り、麻酔が効いてくる1時間程後に摘み取るわけです。触る感覚は残りますがほとんど痛みは消えるか我慢できる程度までになります。

 麻酔の時間がありますので遅くとも診察終了時間の一時間以上前に来院してくださいね。

とはいえ水いぼは放置しておけば(時間はかかりますが)必ず消えます。事情が許すのであれば自然治癒を待つのがいいと僕は思っています。

2015-06-08 20:18:53

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水虫という病気

水虫という言葉を知らない日本人はあまりいないのではないのでしょうか。その原因がカビの一種である白癬菌による皮膚感染症だというのもよく知られている事実だと思います。

なぜ水虫と言われるのか?これは江戸時代、お百姓さんが田んぼで仕事をしたあと、手や足に皮膚病が多発することが多く、水の中にいる「架空の虫(=水虫)」に刺されておこるのだと思われていたかららしいです。どんな形の虫を想像していたのでしょう。

指の間や足の裏の水疱やカサカサがかゆみを伴って出てきたら要注意です。早めに皮膚科を受診することをお勧めします。家族間でうつることも多いので、スリッパやバスマットは共有を避けましょう。市販の水虫の薬も最近はいいものが増えましたが、水虫かどうか、治癒したかどうかの判断は残念ながら医師の診断がないと難しいのが現状です。

酢やバー油などの民間療法は医学的な根拠に乏しく、かえって増悪することもあるのでお勧めできません。

最後に爪の白癬についてですが、昨年までは飲み薬しか治療ができませんでした。そして二種類ある爪白癬の飲み薬は、効果は確かですが、肝機能障害を起こす可能性がほかの薬より若干高く、また飲み合わせ制限もあって、高齢者や肝機能に問題のある患者さんの治療ができませんでした。
 昨年秋から「塗る爪白癬の薬」が使えるようになりました。使った印象は「副作用もほとんどなく、効果も期待できる」です。治療期間が一年と長いのが弱点ですが、今まで治療できないと悩んでいた方には朗報だと思います。

一度受診をお勧めいたします。

2015-06-05 19:53:37

パイプカット

 パイプカットという言葉をご存知でしょうか。男性に行う避妊手術です。
精液中に精子が入らなくなる方法と言えばいいでしょうか。
 精液は精巣(睾丸)から送り出された精子と、前立腺と精嚢腺から分泌される液体成分が
混じり合ってできますが、精子の精巣からの道である精管(パイプ)を切断(カット)する訳です。
通常メスで陰嚢の皮膚を切開し、精管を引き出した後、精管を切断し、
それぞれの断端を結紮、止血を確認後皮膚を縫合。これを左右に行うわけです。
 当院では専用の鉗子と、把持具を用いた、non scalpel vasectomyという方法を用いています。
細かいことは省きますが、メスは使いません。5mm程度の小さな傷です。
この方法で確実性も上がり、時間も短縮されました。
 詳しくはまたメールででもお問い合わせください。

当院は原則火曜日の午後診終了後に外来手術を行っています。

2015-06-04 16:17:35

どうなりますか

さっそく記事を一つ書いたのですが、うまくアップできませんでした。先が思いやられるなあ。
そもそもこの日記、windowsからしかアップできないらしくて、ウィンドウズのノートがまた使いにくくて。
せっかくの真面目な力作が・・・・
でもがんばります!気長にお待ちください!

2015-06-04 15:51:11

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